ニュース履歴

2019年5月22日水曜日

素粒子データ更新

素粒子データ検索システムにParticle Data Groupによる最新のデータを反映させました。最新版はこちらから。登録粒子数は214から221に増加。3つのニュートリノ nu_e, nu_mu, nu_tau と h(1)(1415), a(1)(1640), a(2)(1700) が新規登録され、K*(892)のデータが(生成過程別に)2つ登録されました。また、粒子名が変更となったものが2つありました。a(4)(2040) が a(4)(1970) へ、D*(0)(2400) が D*(0)(2300) へそれぞれ改名されています。

2018年10月12日金曜日

単行書への寄稿文をarXivに投稿

以前に書いた論文の前半部分をまとめたものです。今回初めて math.AP (Analysis of PDEs) というカテゴリに投稿しました。新しいカテゴリに投稿するには専門家からの承認(endorsement)が必要だったので寄稿依頼を受けた数学者に承認してもらいました。内容についてはこちらから。

2018年7月21日土曜日

徒然の項目に「エッセイ」追加

エッセイはブログ形式で公開します。

2018年6月27日水曜日

ナイア講義ノート、草稿第二版

だいぶほったらかしにしていましたが、草稿第二版を公開します。以前にナイア本人に追加・修正してもらった内容も反映してあります。誤植、修正点などありましたらご連絡ください。

2018年6月25日月曜日

素粒子データ更新

素粒子データ検索システムにParticle Data Groupによる最新のデータを反映させました。最新版はこちらから。登録粒子数は212から214に増加。K(0)*(700)とDelta(1900)が追加されました。それぞれについて0,+と-,0,+,++の電荷があります。また、粒子名が変更となったものが2つありました。chi(c2)(2P)はchi(c2)(3930)、Upsilon(1D)はUpsilon(2)(1D)と改名されています。

2018年4月10日火曜日

arXivに論文投稿

トーラス上のアーベル型チャーン-サイモンズ理論におけるゼロ・モードの正則波動関数が重さ2のモジュラー形式とみなせるという前回の結果を受け、この波動関数にヘッケ作用素がどのように施されるかを考えました。波動関数のある種のゲージ変換(二重周期並進によって誘導されるゲージ変換)を考えると、ヘッケ作用素の効果はそれらの和によって解釈できることを示しました。この解釈を推し進めて、モジュラー形式に付随するレベルの概念が波動関数に現れること、ヘッケ固有値の物理的な解釈など直感的な(あまり厳密でない)議論を行いました。満足いく結果ではありませんでしたが、数ヵ月ほど無駄に時間をかけたので論文としてまとめました。詳しくは、こちらから。

2017年11月21日火曜日

arXivに論文投稿

この論文では、幾何学的量子化の枠組みにおいて、トーラス上のアーベル型チャーン-サイモンズ理論におけるゼロ・モードの正則波動関数が重さ2のモジュラー形式とみなせることを議論しました。モジュラー変換によって誘導されるゲージ変換のもとでゼロ・モードの波動関数が不変であると要請するとどうなるかということを考えていたら書けた論文です。

2017年8月24日木曜日

旭川訪問

今夏の家族旅行の行先は北海道でした。旭山動物園に寄ったついでに、旭岳登山、その後、以前から行ってみたかった三浦綾子記念文学館と井上靖記念館を訪問。どちらも想像していたよりも素晴らしい記念館で見学時間が足りませんでした。

2016年10月7日金曜日

素粒子データ更新

素粒子データ検索システムにParticle Data Groupによる最新のデータを反映させました。最新版はこちらから。登録粒子数は212で変わりません。

2016年4月8日金曜日

2015年12月22日火曜日

研究ノートをarXivに提出

このノートはホロノミー形式の数学的な基礎づけに関するものです。青本・喜多先生の「超幾何関数論」を理解するために書き始めたものです。解析接続やモノドロミーについて新しい視点を得られたのはよかったです。この理解をより物理的なモデルに応用できればと考えています。

2015年7月16日木曜日

進展なし

2月に転居して以来、たるんでます。研究のほうもはかどっていません。どうしたものか。

2014年9月16日火曜日

Higgs challenge 終了

この夏は、Higgs Boson Machine Learning Challenge というコンペに参加しました。コンペの目的は、機械学習の方法と物理的な洞察を用いて、CERNのATLASチームが取得した衝突データから H -> tau{\bar tau} の信号を予測しようというものです。このコンペについて知ったのはこの記事でした。管理者によって修正はされているものの、実際の衝突データで遊べるのはなかなかないことなのでいい経験でした。機械学習についてはRでtreeパッケージを扱ったことはあったのですが、ビックデータ解析におけるpython周りの最近の発展については知りませんでした。コンペで競うのにも、pythonのパッケージの1つ、xgboost というのを使うのが便利そうだったので、xgboostが使える環境を構築する必要がありました。これには数日かかりましたが、そのおかげでコンペ期間中ほとんどのあいだ100位以内の順位にとどまることができました。xgboostに加えた改良点の一つに、AMSスコアがデータサイズに依らないようにデータの重みを変更したことが挙げられます。期間中30位あたりに行ったので、物理的な視点からさらに改良を加えたモデルを作りましたがスコアは伸びませんでした。結局、1792チームのうち216番目でした。最終結果はこちらです。上位3チームには賞金が与えられるそうです、おめでとう!

2014年9月3日水曜日

素粒子データ更新

素粒子データ検索システムにParticle Data Groupによる最新のデータを反映させました。最新版はこちらから。ヒッグス粒子が追加されて登録粒子数は212になりました。

2014年3月8日土曜日

龍安寺、三十三間堂 訪問

先週、京都に寄って、以前から観たかった龍安寺と三十三間堂に行きました。感動しました。

2014年1月24日金曜日

2013年11月14日木曜日

ホロノミー形式の論文(第6,7弾)をarXivに提出

1年半と時間は掛かりましたが、ようやく書き終えました。スカラー場の質量生成機構をフェルミオンに応用する論文(第6弾)は夏には終わっていたのですが、もう一方の論文(第7弾)でそれをさらに電弱モデルにも応用するのが大変でした。とりあえず納得のいく理解が得られたので、今度はQCDを取り入れて、世代数の起源についても研究して、最終的には、標準模型を超える理論の構築に励みたいと思います。

2013年10月29日火曜日

ようこそ、ゆりこちゃん!

2人目の娘が誕生しました。名前は佑理子(ゆりこ)です。
ようこそ、我が家へゆりこちゃん!

2013年10月26日土曜日

実家の自由が丘の家、取り壊し

14歳から23歳まで大変お世話になりました。勉強と野球に明け暮れた日々が昨日のようです。
戦後に祖父の泰一が家族とともに(宝塚の雲雀丘から)移り住んだそうなので、阿部家としては60年以上
住んでいた土地ですが、昨年、祖母の弥生が他界したこともあり、離れることになったそうです。

2013年7月2日火曜日

講義ノート

先日の(非公式な)講義で使った手書きノートをPDFファイルにしました。講義はナイアの場の理論の教科書(基礎編)に基づいて行いました。